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ワンチューブ スコープボディ



Marchスコープのこだわりーアルミ削り出しスコープボディー




自動車のアルミ削り出しキャリパーとそうでないものとの間には大きな価格差があるにも関わらず、アルミ削り出しキャリパーが最良の品質であるため、往々にして車好きの方に選ばれます。

ベテラン射手は自身の銃身がどのように作られたかを知っていますし、アクションがどれだけ頑強かにイチイチこだわります。
では、スコープボディーがどのように作られているのかどれだけの人が注意を向けているでしょうか?
DEON(Marchスコープの製造元)では、すべての部品選びにもこだわり最高品質かつ最良の工程で作られたものしか使用しません。
スコープボディーは、1本のアルミ状の棒を削り出すことによって作っています。
削り出すことで、なんと8割もの材料を捨てています。
削り出す加工も一気に最終段階まで削らずに、異なる機械を用いて2段階踏まえて削ります。こうすることで丁寧に形作ることができるのです。
削り出しであっても急速に削り出すと加工のストレスが残ります。
Marchスコープのアルミの削り出しはチューブにストレスがかからないように、少しずつ時間をかけて削ります。それでも中間工程で安定化処理(アニーリング)をします。
このコストよりも品質を重視した加工方法が、安定したMarchスコープの品質を支えています。
スコープを大量生産する他の大手メーカーでは、製造が簡単、短時間、安価であるという点で金型を作成し、冷間鍛造やプレスで素材を作るやり方が主流です。
プレスでかたどる場合は、アルミ削り出しよりも20%以下の費用ですんでしまいます。

パイプをプレスで広げて対物部を作り、削り代(けずりしろ)を少なくします。
更に安価に作るのに、対物部とストレート部を別々に作り2つのパーツをつないでボディにします。
プレスでボディのブランクを作るためには、大型のプレス機で冷間鍛造を行います。
プレスすることにより加工硬化が起こり材料は固くなりますが、部分的にアルミの密度も変化し、内部応力が残存するため安定化処理(アニーリング)を行います。
こうしてプレス加工で作成したボディのブランクは、削り代が少なくて済み、切削時間も短縮されます。
プレス加工は材料費が安くて済むので、メーカーにとってはコストメリットが大変大きい工法です。

では材料を効率的に使うことができ、コストメリットもあるのに、DEONではなぜわざわざ太いアルミの棒から削り出すのでしょうか。
私たちは小さなカスタムライフルメーカーで、大量生産は出来ません。生産量に限りがある中で、プレス加工より、5倍も材料費が高いアルミ削り出し加工は、正直企業経営にとっては得策ではないのかもしれません。ですが、私たちは射手の皆さんのことを第一に考えたいと思っています。

ライフルスコープは強い衝撃がかかり荒っぽく扱われますが、非常に精密な測定器です。
ボディのわずかな歪み、偏心も許されません。ボディでわずか1/100mm芯がズレると100m先では1cmにもなります。
材料にストレスをかけず、太い棒から削り出し、均一な密度を持つことにより、いつまでも安定したボディを作ることができるのです。

プレスの型どりよりもアルミ削り出しで作った方が、スコープボディーは5~6倍以上の費用が発生しますが、それでも私たちはこの作り方にこだわり、これからも続けていきたいと思っています。

何よりもスコープボディーが丈夫であることで、射手の皆さんが撃つときに絶対の信頼をスコープに寄せてほしいと思うからです。
私たちは射手の皆さんを今までもこれからも支援し続けます。


創業者・CEO 金物デザイナー 清水 文雄
創業者・取締役 レンズデザイナー 西窪 泰利
創業者・取締役 レティクルデザイナー 吉江 守正


     
編集:森田真理